転勤族だけどマイホームを買っても大丈夫かな?なんて不安に思ってはいませんか。
特に「マンション」を考えている場合。
マンションはファミリーだけでなく単身者やシニア世帯にも需要が多く、万が一手放す際にも売りやすい・貸しやすいというメリットがあるので、非常におすすめの物件ではあります。
しかし中古マンションと違って、新築マンションを選ぶ場合には気をつけていただきたい点があるんです。
そこで今回は、住宅ローンアドバイザーの資格も持つFPが、転勤族が新築マンションを購入する場合に気をつけてほしいことを解説します。
「今、狙っている新築マンションがあるんだけど、このまま買っても大丈夫かな?」と悩んでいるなら、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
なお、中古マンションも考えている場合はこちらの記事も参考にどうぞ。
関連 転勤族が中古マンションを買う場合のメリット・デメリットを解説します
目次(気になるとこをタップ)
新築マンションの広告費上乗せ問題
新築マンションの販売チラシって、見るだけでもかなりワクワクしませんか?(私だけ?笑)
しかし、新築マンションの販売価格にはこういった「広告費」がかなり上乗せされてると言われています。
もちろん販売業者の立場を考えると、数室売れ残ってもしょうがないので確実に売り切らないといけないという事情もあるんですけどね…
とはいえ、私たち購入する側は気をつけなければならない点があるんです。
それはマンション購入後、早期に売却することになった場合。
物件の本来の価値より広告費が上乗せされていた分、売却価格が低くなる可能性があります。もし住宅ローンをフルローンで組んでいたとすると、
売却価格 < 住宅ローンの残高
となり最悪「住宅ローン=借金」だけが残ってしまうこともあるのです( ;∀;)トホホ…
転勤族の場合はマンションを売る可能性が高い
ところで、転勤族の場合。
「家を買ったとたんに転勤の辞令がおりる」なんてことありませんか?(泣)
もちろん家族がマンションに残って住み続け、単身赴任してもらうなら問題はありません。
しかし「やっぱり売却して家族で帯同する」という選択肢も残っているなら要注意!
マンションを売却する場合、売却価格によっては住宅ローン=借金だけが残ってしまう可能性があります。
そうならないように、
- 頭金を入れる
- 頭金を入れないにしても、温存しておく(残債が残った時に温存資金で完済)
- 早期に手放しても高値で売却できそうなエリアの物件を選ぶ
などで対策するようにしてくださいね。
とはいえ、転勤族でも新築マンションを早めに手放す可能性が低いなら、何も問題ありません!
あとは予算さえオーバーしなければ、新築マンションを買っても大丈夫です。
とはいえ、ほしい物件を買うのが正解
今回は新築マンションの注意点をお伝えしました。
転勤族の方がマンションを選ぶなら新築より中古の方がおすすめではあるんですが、
なんだかんだ言って、ほしい物件を買うべきです。
つまり新築マンションがほしいなら、新築にこだわって探してもOKということ。
ただし、このまま新築マンションを購入してもライフプラン的には無理がないか?
万が一、売却となっても売れそうなエリアか?必ずチェックしてから契約するようにしてくださいね。
また他のタイプの物件も考えているなら、こちらの記事もあわせてご覧ください。物件タイプ別のメリット・デメリットをまとめています。