よく「転勤族はマイホームを買わない方がいい」と言われますが、そんなことありません。転勤族でもマイホームがほしいなら、買えばいいと思っています。
とはいえ、一般の方がマイホームを買うときと比べて注意するべき点はあるんですよね…
そこで今回は、転勤族がマイホームを買うときに注意するべきことを3つご紹介します。
目次(気になるとこをタップ)
住宅ローンの借り入れ額は借りすぎていないか?
まず1つ目。
住宅ローンの借りすぎには注意しましょう!
特に大企業にお勤めの方だったり公務員の方だったりすると、銀行側もたくさん貸してくれるんですよ。
でも、銀行から借りられる金額と借りてもやっていける金額は違います!
一般的に住宅ローンの返済負担率は年収の25%以内におさめるのがいいと言われていますが、転勤族の場合この先、単身赴任になったら生活費が二重でかかりますよね?
さらにマンションなら修繕積立金もとられるし、戸建てだって定期的にメンテナンスするための費用が必要です。火災保険や地震保険にも入らないといけません。
ただでさえマイホームはお金かかるのに、年収だけで借りる金額を判断するのは
とても危険なんですよね…
マイホームの予算を決めるとき、転勤のない人の資金計画を参考にしてはいけません。転勤族の場合、慎重に判断する必要があります。
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たとえば「単身赴任あり」の想定でライフプランを作ってみるのもありですよ
万が一、売却できる物件であるか?
2つ目に注意するべきことは、こちら。
万が一の場合、売れる物件を選びましょう。
え?マイホームを買っても売るつもりはないって?
たとえマイホームを売るつもりが1ミリもなくても「売りに出したら売れるかどうか」は重要です。
だって転勤族の場合、次のようなことがあるかもしれません。
- 転勤になったので帯同することに
- 住宅ローンを払うのがきつい
- 定年したので住む場所を変えたい
このように考えると、たとえマイホームの売却を一切考えていないくても「売れる物件を選ぶ」というのはとても重要です。
そういった意味で転勤族がマイホームを選ぶなら、比較的売りやすいといわれている「中古マンション」がおすすめなんですよね。
関連 転勤族がマイホームを買うならどんな物件を選ぶべき?FPが注意点も解説!
とはいえ、立地さえよければ値段はつくことが多いです。
そのため「立地」には最大限こだわるようにしてください!
厳しいことを言うようですが、地元に戻りたいと思っていても将来的に売却が難しそうなエリアなら、マイホームの場所に選ぶのはちょっと考え直した方がいいかも…
遠方のエリアにマイホームを購入する場合、対応できるか?
遠方のエリアにマイホームを購入する場合、
無事に購入までの手続きは対応可能か、事前に確認しておきましょう。
たとえば今住んでいるエリアの近くではない、遠方のエリアにマイホームを購入する場合ってありえますよね?
- 地元に戻ってマイホームを買いたい
- 将来的に赴任する予定のエリアに購入したい
このように買いたい物件が遠方にある場合、何回も内覧に行きづらかったり、住宅ローンの手続きが地味に大変だったりします(ネット銀行だと関係ないですが…)
さらに注文住宅となると、
- 打ち合わせが大変すぎる
- 工事の進捗状況を確認できない
といった理由で、かなりハードルが上がってしまうんです…(;´・ω・)
もちろん転勤族といっても、今住んでいるエリアの物件を購入するなら特に気にしなくても大丈夫!
ただ、買いたい物件が離れている場合は気をつけてくださいね。
実際にうちも遠方のエリアにマイホームを購入したのですが、上記の理由により注文住宅はあきらめて建売住宅を購入した経緯があります。
それでも、内覧に行く前に他の方に先に買われてしまったり、住宅ローン選びも大変だったりと、いろいろ苦労しました…
知らないと危険!転勤族の方は慎重に検討しよう
今回は転勤族の方がマイホームを購入する場合に注意するべきことを3点ご紹介しました。
「転勤族はマイホームを買うべきでない」とは言われますが、そんなことはありません。ただし今回紹介した注意点には本当に気をつけてくださいね。
当サイトでは、転勤族がマイホームを買うまでのお役立ち情報を発信しています。この他の記事もぜひご覧ください。