住宅ローンを借りるのに年齢は気にするな!むしろ気にするべきは「健康状態」です

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いつマイホームを買えばいいのか?を考える上で「年齢」は気になりますよね。

たとえば40代で家を買う場合。定年まであまり時間がないので、住宅ローンを借りても本当に返せるのかな…と不安になってしまうもの。

ですが結論からいうと、住宅ローンを借りられる年齢ならあまり気にしなくてもOKです。

とはいえ、年齢が高くなってから住宅ローンを組む場合、気をつけなければならない点も…

そこで今回は、年齢を気にする方のために「失敗しない住宅ローンの借り方」について解説します。

住宅ローンを借りるときに気にするのは年齢よりも「健康状態」

これ、よく勘違いしやすいところなんですが、銀行側が貸してくれる限り住宅ローンを借りるときの年齢はあまり気にしなくてOKです。

たとえばフラット35の場合、申し込み時の年齢が70歳未満なら借りることができます。また銀行から借りる場合「完済時の年齢が80歳未満」としているところも。

これらの借り入れ条件に当てはまっていれば、基本的に住宅ローンは借りられるのです。

sonic

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もちろん他の審査項目を通過する必要はありますけどね。

むしろ気にしてほしいのは年齢ではなく、健康状態です。

というのも住宅ローンを借りるには「団体信用生命保険」に加入する必要があります。フラット35では加入する・しないを選べますが、銀行で借りる場合は基本的に強制加入と考えてください。

この団体信用生命保険はあくまでも保険ですので、健康状態が悪ければ加入できません。

もちろん年齢が高くなるにつれて健康診断で何かしらひっかかることは多くなるので、そういう意味で年齢が気になるとはいえますが、これは若い方でも同じこと。

実際に年齢や年収などの審査には通過したのに、この団体信用生命保険の審査に落ちたから住宅ローンを借りられなかったという事例はあります。

そのため、年齢よりも健康状態には十分気をつけてくださいね!

これで失敗なし!住宅ローンを借りるときの4つのポイント

とはいえ、年齢が高くなってから借りても本当に返しきれるのか不安になりませんか?

たとえば45歳で住宅ローンを組む場合。住宅ローンは返済期間35年で借りる人が多いですけど、定年が65歳だとすると、現役で働ける期間は残り35年を余裕で切っています。

そうなると年金生活になってからも返すの?

げげっ!無理じゃね?( ゚Д゚)と思うわけです。

でもご安心ください。定年までの期間が短い方でも失敗しない「住宅ローンの借り方のコツ」を4つご紹介したいと思います。

  1. 返済期間を短めに設定する
  2. 借り入れ額を少なめにする
  3. 自己資金を多めに用意する
  4. 定年時に完済できるか?シミュレーションする

1. 返済期間を短めに設定する

まず考えられるのが「返済期間を短めに設定する」ということ。

返済期間は長ければ長いほど分散できるので毎月の返済額を減らせますが、ここは現実的に返済期間を短くするのは効果的です。

2. 借り入れ額を少なめにする

そもそも借り入れ額を少なめにすれば、定年までの期間が短くても無理なく返済していくことはできますよね。

なお、借り入れ額を少なめにするには、次にご紹介する「自己資金を多めに用意する」もしくは、そもそもの物件価格を抑えることで可能です。

3. 自己資金は多めに用意する

ここまでは返済期間を短めに設定したり、借り入れ額を少なめにするなど「減らす方向」でご提案させていただきました。

でも、いくつになっても理想のマイホームがほしい!

だから、絶対にマイホームの予算は減らしたくないっ!!!

という方はただ一つ。自己資金を多めに用意してください。

特に転勤族の場合、家賃補助があったり社宅に住めたりすると自己資金を貯める余裕はあるかと思います。

自己資金さえ多めに用意しておけば、住宅ローンの借り入れ額を減らすこともできますよね。

逆にいうと、むしろ年齢が上がってから住宅ローンを組む場合、自己資金なしに家を買うのは逆に危険。そのままの購入計画でいくと住宅ローン破綻する可能性が高くなるので、

sonic

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ぶっちゃけ考え直した方がいいと思います…

4. 定年時に完済できるだけの資産があるか?計算する

以上、住宅ローンを借りるときのコツを3つご紹介させていただきました。もちろんこれら3つを全部組み合わせてもいいですし、どれかだけでもOK!

でも「これならいける!」ってどう判断するのでしょうか?それは、

定年時に住宅ローン残高を完済できるだけの金融資産があるか?を計算してみてください。

もちろん定年時に繰り上げ返済して完済しなければならないわけではありませんよ。完済まで残り数年間、あえてコツコツと返し続けてもいいわけです(団信もあるので)

ただ、定年した後は「いつでも完済できる状態」になっているかどうか?これが失敗しない返済プランの見分け方ですので、借りる前に必ず計算してみてくださいね。

もしこのまま借りてもいいものなのか?迷うようなら資金計画のご相談も承っております。こちらもぜひご覧ください。

健康状態さえ良ければ借りられる!あとは自己資金の用意を

住宅ローンを借りるときの年齢は、借りられる範囲であればそんなに気にしなくてもOKです。むしろ年齢にかかわらず健康状態には気をつけてくださいね。

とはいえ年齢が高くなってから住宅ローンを借りる場合、自己資金を多めに用意するなど何かしら対策は必要になってきます。

そう考えると、いつマイホームを買うのがベストなのか?は悩むもの。そこで転勤族がマイホームを買うベストな時期について、こちらの関連記事で考えてみました。

あわせてご覧ください。

sonic

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ファイナンシャルプランナー

転勤族育ち、転勤族の夫と結婚したファイナンシャルプランナー。2019年に念願のマイホームを購入しました。

当ブログでは、転勤族でもマイホームを購入できた体験談をもとに、金融や不動産などの専門知識を交えながら、転勤族のマイホーム購入に役立つ情報をお届けしています。

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(保有資格)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
住宅ローンアドバイザー

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