マイホームを買うことは決まったけど、住宅ローンって選択肢が多すぎて
正直何を選んだらいいか、わからない…
と悩んではいませんか?
もちろん低金利のネット銀行を使えばいい!という考えもありますが、購入する物件によってはネット銀行を使えなかったりすることも…
そこで当記事では、住宅ローンアドバイザーの資格を持つ私sonicが、転勤族のための住宅ローン選びについて解説したいと思います。
目次(気になるとこをタップ)
住宅ローンは借りられる額よりも「返せる額」を
そもそも住宅ローンは借りられる金額ではなく「返せる金額」を借りるべきです。
え?「そんなこと知ってるよ」って?
特に転勤族って大企業にお勤めの方や公務員の方も多いので、返済が滞るリスクが低い、いわゆる「属性がいい」と銀行側もたくさん貸してくれる傾向にあるんですよ。
でも、借りられる金額と返せる金額は違います!
無理なく返せる金額の目安として、年収の25%以内におさめるべきだといわれますが…
特に転勤族の場合、
- 単身赴任になったら生活費がアップする
- 転勤のため売却する可能性あり
というリスクをかかえているじゃないですか?
そのため25%ギリギリを狙うより、少しでも少ない方が住宅ローン破綻を避けることができるのでおすすめです。
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なお、適正な予算額についてはマイホーム購入相談で承っております。不安な方はぜひ一度、ご相談ください。
結局、住宅ローンはいくら借りるのが正解?
実際、住宅ローンっていくら借りればいいのか?計算してみましょう。
ここで考えてほしいのが、マイホームの購入にどれだけ費用が必要になるのか?ということです。
物件の価格+諸費用=マイホーム購入費用
ここで出てきた額が、先ほど計算した「マイホームの予算上限額」をオーバーするなら、残念ですが、このまま購入すると住宅ローン破綻する可能性が高くなります。
予算内に収まっているか?必ず確認してくださいね。
さて、マイホームの購入に必要な費用を計算できたら、次は自己資金を入れるか、全額住宅ローンで借りるか?を考えていきましょう。
sonic
もちろん銀行から借りられる金額までしか借りられないのですが、頭金を用意できているからといって無理に使う必要はありませんよ!
住宅ローンの選び方のコツとは?
さて、いくら住宅ローンを借りるか?決まったら次は、どこの銀行から借りるか?選んでいきましょう。
ここで考えておきたいのは、以下の4点です。
- 金利タイプは?(変動金利か?固定金利か?)
- 適用金利は?
- 団信の内容は?
- 購入する物件に対応しているか?
たとえば固定金利を希望するなら、フラット35や全期間固定金利を利用できる銀行を探すことになります。
またオプションでがん団信などをつけたい場合は、団信の内容が充実している銀行を選ぶといいでしょう。
ちなみに注文住宅なら、完成するまでに何回か分けてお金を払う必要があるので、この費用については「分割融資」や「つなぎ融資」で対応する必要があります。
また今流行りの中古物件を買ってリフォームやリノベする場合、それらの施工費用は現金で払ってもいいですし、リフォームローン借りるか、リフォーム一体型住宅ローンを使えばまとめて借りることもできます。
ここで大事なのは、借りたいと思った銀行から本当に住宅ローンを借りられるのか?ということ。
例えば他に車のローンがあるから希望額を借りられなかったとか、過去に延滞した履歴があったので審査に落ちた…など住宅ローンは必ず借りられるとは限りません。
そこでおすすめなのが、住宅ローンの事前審査をしておくということ!
事前審査(仮審査)をしておけば、自分がどのくらい住宅ローンを借りられるのか?はっきりします。
とはいえ、まだ買いたい物件が決まっていないのに事前審査ってやってもいいの?と思いませんか。その点は安心してください。
sonic
そもそも、事前審査が通らなければ物件の売買契約にも進めませんからね。
ただ「住宅ローンの事前審査だなんてなんだか難しそう…」と思ったそこのあなた!
実はモゲチェックというサイトなら、無料で住宅ローンの事前審査に申し込むことができちゃうんです。
それだけでなく、あなたにおすすめの銀行も提案してもらえます!
もちろんモゲチェックで事前審査を通したからといって、必ずしもその銀行から借りないといけないわけではありません。
ネットからサクッと事前審査してみたい方や、自分におすすめの住宅ローンを知りたい方は、モゲチェック公式サイトをチェックしてみてくださいね。
よくある質問
私はFPという仕事柄、住宅ローンについてもよくご相談をいただきます。そこで、住宅ローンに関するよくある質問に答えてみました。
住宅ローンを借りるなら早い方がいいって本当?
住宅ローンを借りれられる年齢には上限がありますが、正直その上限におさまっているなら年齢はそこまで気にしなくてもOK。
というのも「返済期間が短くなるから、無理なんじゃないか?」ってとこを心配すると思うんですけど、実はそれ対策できちゃうんです。
たとえば、自己資金を多めに用意しておいて、住宅ローンは少なめに借りるとかね!
もちろん年齢が高いのに自己資金なしで買うのはおすすめしないよ。
どちらかというと気にしてほしいのが、健康状態です。
これは年齢にかかわらずなんですが、そもそも健康状態が悪いと団信の審査を通過できないんですよね。
もしくは団信の審査は通っても、持病がある方向けの「ワイド団信」しかつけられなかったりね…(ワイド団信の場合は金利が上乗せになります)
そのため少しでもいい条件で住宅ローンを借りたかったら、健康状態には気をつけるようにしてください。
住宅ローン控除の利用条件は?
住宅ローン控除は住宅ローンを使ってマイホームを購入した場合、年末のローン残高のうち0.7%分が、おさめた税金から戻ってくる(=税額控除される)制度です。
ただしこの制度、2024年・2025年には内容的に縮小されていくので、ここ数年以内にマイホーム購入を考えているなら、ぜひ調べておいて損はないかと。
繰り上げ返済ってした方がいいの?
マイホームを買う前に繰り上げ返済を考える方は多いもの。そのこと自体はすばらしいですが、マイホーム購入前に考えるべきことは
繰り上げ返済できなくても、最後まで返しきれるのか?
むしろこっちの方が重要です。
だって住宅ローンの返済が始まったら、思うように繰り上げ返済費用が貯まらないってことも十分ありえますからね。
返済計画をシミュレーションする場合は、繰り上げ返済なしのパターンでも考えてみるようにしてください。
住宅ローン選びで失敗しないために
今回は転勤族のための住宅ローン選びについて解説しました。
マイホーム購入相談では、ライフプラン作成の他に住宅ローン選びについてもアドバイス可能ですので、ご希望の方はLINEよりお問い合わせください。
なお当サイトでは、転勤族がマイホームを購入するときに役立つ情報をお届けしております。こちらの関連記事もあわせてご覧ください。